監査法人の企業風土と志望動機

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公認会計士試験の合格者が急増し、需給のバランスが崩れ、監査業界においても面接会場に到達できれば内定という時代は終わりました。監査業界においても、監査法人の企業研究は重要です。

今般のような、説明会への参加すらママならない状況では、間接的な情報も重要な情報源の一つとなることでしょう。

そこで、私が過去に、大手監査法人の法人説明会に参加した際のメモ、特徴の抽出を経て、志望動機に繋げた過程について、記述します。

★会社説明会のメモ

■トーマツ

Quolity First 質が命

  • オープン&フラット
  • 国際性
  • 働きやすい環境

2008J-SOX内部統制⇒2011IFRSコンバージェンス⇒その先へ

  • 世界規模の監査法人
  • 絶対的に世界標準の監査
  • 世界に通用する監査法人

  ⇒チャレンジ

自己実現

  • 会計士は「経験」が最も重要⇒経験が財産  感性
  • ルーズフラット 言いたいことが言える 「さん」づけ

■新日本

マネジメントの取り組み

  1. インサイダー取引:ベース=信頼
     運用ルールの策定、職業倫理の徹底、
        人間関係⇒グループ運営、コミュニケーション強化
  2. 有限責任監査法人への移行:ガバナンス、ディスクローズに耐えうる財務基盤
  3. 組織運営:みすずからの移籍⇒一体化 部門再編
  • プロフェッショナルとしての信頼される研修制度
  • 5000人を超える大規模組織
  • もとめる人物像=信頼、正義感、知的好奇心コミュニケーション、プロフェッショナル

リクルート方針

  • 基本方針:受験生の立場に立ってニーズに対応
  • 人材開発:ここの潜在低能力を最大限引き出す政策
            ⇒会計・監査のプロとして巣立ち
          業界トップの場を提供できる組織
            ⇒それを活かせるかは各個人
            ⇒やる気のある方、職業倫理、社会的使命を強く持つ方

部活朝の勉強会

 色々な法人の文化がマゼコゼ
   みすずから1,000名  もともとで受け入れの土壌
   部門間での繋がり薄く
     ⇔ 部活朝の勉強会  仕事以外での繋がりで補完

 ■あずさ

大切なもの」⇒「成長すること
     品質、クライアント、研修、機会、サポート、企業風土

基本に忠実 Fiarness

  • 職業倫理に基づいた誠実な行動
  • 自由闊達な企業風土
  • 多様性の尊重

あずさが求める「人材」     計画的な採用戦略

  • 成長力
  • 向上心
  • 誠実性

熱心さ

多様なプロフェッショナル集団を目指して
    出る杭を伸ばす
    一流の組織を目指す
    成長≠膨張
    プライドの持てる組織

外資系の要素はない 沿革による誤解

■あらた

行動目標

  • 対クライアント:3つのIn   Integrity, Intellegence, Innovation ⇒ Value
  • 体内:speak up, coaching(上位者による)

過去2年間の入所社中離職者なし

 

★特徴の抽出

  • トーマツ:自己実現欲求の集まり
  • 新日本:チーム力(朝勉)
  • あずさ:基本に充実 大切なもの
  • あらた:特になし

 

★志望動機

■共通前段

プロフェッショナルな監査を思考したいと考えており、そのための規模・ツール・グローバルファームとの提携といった条件がそろっている大手監査法人に勤めたいと考えております。

■トーマツ

一般に「体育会系」などと呼ばれることがありますが、貴社で働く方とお話させていただいて、それは、皆さんが自己実現に対して強い意識を持ち、自己実現の達成のために一生懸命になれるという様子を表現したものであると思いました。そのように、自己実現欲求の高い皆さんと働き、自分を高めたいと考え、貴社を志望いたしました。

■新日本

貴社には、チーム力というものを感じました。チーム内で、パートナーによる勉強会を開いたりするというお話を聞き、特定の個人に依存するのではなく、チームとしてのレベルの向上を図っていくという姿勢にひかれました。

■あずさ

法人説明会での「基本に忠実」というキーワードが印象に残りました。それは「基本に忠実」である以外自由であること、そして、「人を大切」にし、「多様性を尊重」しているのだと感じ、貴社を志望いたしました。

 

念のため、申し添えておきますが、業界/職種/企業の各段階において、ターゲットを分析して、ターゲット自身のアピールポイントやターゲットが求める理想像を理解し、それと自己PRを結び付けていく(いくつかある自己PRの重点を変更する)ことが重要です。

私自身も、上記の志望動機には、それぞれ、異なる自己PRが結び付けられており、自己PRに紐付く経験も異なってくることがあるということを理解する必要があります。

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