2005年1月アーカイブ

動機は安易でよい

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今の会社はシステム屋であるにも関わらず、基本情報レベルの知識すら持たない人が多い。実際、「デッドロックって何?」なんて平気で聞くような人がいる。「メインとして上流工程を担当しているんだから」とか「試験向けの知識が業務で直接役に立つわけじゃないから」といった言い訳がまかり通っているのである。「資格なんて持ってないけど、そのくらいの知識はあります」なら構わないが、そうでもない人が多すぎる気がする。

私の感覚からすれば、上流を担当する企業ほど技術的基礎知識も前提知として必須だと考える。今の会社では現在、基礎力をつけるという意味で若い者には物作りをさせろ(開発をさせる)という方針をとっている。この点は評価すべきである。しかし、流行の提案型SEを育てるためには、理論も重要である。それは、問題解決(ソリューション)は理論的に導き出すものであることからもいえる。

海江田の哲学

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「核が最も効果を発揮するのは、威嚇においてのみである!」(VOYAGE14)
「戦闘とは、わが意思達成を敵に強要することを目的とした実力行使である」(VOYAGE24)
「最終兵器を突きつけ合って、始めて国家間の対等な会話が成立する」(VOYAGE72)
「戦闘には必ず明確な目的を与えるのだ。そうすれば、艦長のあらゆる操縦が、敵には人間離れした神業のごとく映る」(VOYAGE167)
「人類史から戦争を根絶することはいかなる方法によっても不可能だ」(VOYAGE240)

海江田の死は必然か・・・

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「アメリカとはおかしな国だよニコラス。自分達が世界で一番合理的精神に満ちた国だと思っている。だが、リンカーン・J.F.ケネディ・アーサーキング、この国は理想を唱える人物を、その道半ばにして魔法で消してきた。その結果が、非合理で理不尽に見えれば見えるほど、合理的精神と正義感が国全体に満ちあふれる。そして、消された者の理想を現実化し、彼らの後継者たらんとするパワーが生まれてくる!血塗られた暗殺の歴史を持つ国は多い。しかしこれほど開けっぴろげに暗殺の歴史を公開している不思議な国は地球上他にない。」これはアイザック・ネイサンが述べた言葉だ(VOYAGE305)。

「偶然の中である者が死ねば、それが必要であったように時間が確定する!」のである(VOYAGE302)。この言葉に、この物語の結末が集約されている。

最初から、結末のお話を忘備しようとするなんて、と思うが、一番読者が誤って解釈するところだと思われる。私自身も初読の時には、純粋に海江田が狙われたのだと思っていた。

しかし、実は狙われたのはベネットであったと考えるのが妥当である。打たれた直後、海江田は「狙われたのは私なのか?」とベネットに向かって述べている。ベネットもその言葉に気が付いた表情をしている(VOYAGE341)。

では、なぜベネットが狙われたのか。あの壇上での海江田とベネットの会話は小声で行われており、聴衆には聞こえていない。壇上で握手で返すことは、海江田の「私に原潜を1隻頂きたい」との問いに対しての「YES」であり、軍産複合体の否定を意味するのである。

沈黙の艦隊

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「沈黙の艦隊」を4度目の再読しました。読むたびに新しい発見があり、とても面白かった。近いうちに沈黙の艦隊最大のテーマである「世界政府」理論を抽出した資料を作成しようと考えております。

このカテゴリーでは、沈黙の艦隊を自分なりに、しかし、出来るだけ劇中の言葉を借りて解釈を加えていこうと思う。

慰安婦問題

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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050112-00000052-mai-pol

NHKが01年1月に放送した旧日本軍の慰安婦問題を裁く民衆法廷を扱った特集番組の直前に、当時、官房副長官だった安倍晋三・自民党幹事長代理と、中川昭一経済産業相がNHK幹部に対して、「公正中立な立場で放送すべきだ」などと指摘していた。

との報道がなされている。「当の二人がそのような要請をしたのか」、「NHK側がそれを政治的圧力と感じたのか」は大きな議論を呼んでおり、結論は分からない。

しかし、「公正中立な立場で放送すべきだ」という点においては、間違っていない。変更された点をすべて把握しているわけではないが、NHKが「政治的介入として消したか」、「自主的に消したか」という問題とは別に、NHKの判断は正しかったのではないだろうか。

こんな人と仕事がしたい

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就活中の人には是非、「マネジメント(組織)の役割」を読んでもらいたい。P.F.ドラッガー(上田惇生訳)『マネジメント【エッセンシャル版】―基本と原則―』(2001)の「企業とは」という部分を抽出したものとなっている。ポイントは

1.自らの組織に特有の使命を果たす。マネジメントは、組織に特有の使命、すなわちそれぞれの目的を果たすために存在する。
2.仕事を通じて働く人たちを生かす。現代社会においては、組織こそ、一人一人の人間にとって、生計の糧、社会的地位、コミュニティとの絆を手にし、自己実現を図る手段である。当然働く人を生かすことが重要な意味を持つ。
3.自らが社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題について貢献する。マネジメントには、自らの組織が社会に与える影響を処理するとともに、社会の問題の解決に貢献する役割がある。

企業は決して、こき使われるような場所ではない。それは、自分の意思を持って行動をしない結果でしかない。その企業に入って何がしたいのか、自分がしたいことのためにその企業をどのように利用できるのか考えてほしい。

私は、「自分の目標のために企業を踏み台にしてやる」という意気のある人と働きたい。

トヨタの継続的改善!?

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・作業をどのように進めるのか(計画)
・作業を正しく処理していると、どのように確認できるのか(オペレーションに問題がないこと)
・仕上がりに問題がないことを、どのように確認できるのか(品質に問題がないこと)
・問題が発生した場合、どのように対処するのか(リスク・マネジメント)

これを「why,why,why,why,why」と問うことがトヨタの改善の源泉だとか。計画した手順から遅れが出るようであれば、仮説と検証のなかで誤差が発生しているということ。

手順に問題があるのであれば、手順の再設計を。作業者の能力に問題があるのであれば、再教育を施す。これを繰り返すことによって、顧客の期待通りの性質と品質(当然欠陥ゼロであることも含め)を目指す。

理想に達していないとすると、そこからまた改善努力の源泉となるそうな。。。

 

参考文献
H.ケント・ボウエン「トヨタ生産方式の"遺伝子"を探る」『ダイヤモンド・ハーバード・ビジネス』第25巻2号(2000.3).

リスクとリターン

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リスクとリターンについて、最近のリスクマネジメントの考え方から見てみるととても面白いので、紹介しよう。

リスクとリターンは、「損失・危機(負)がリスク、利益(正)がリターン」と考える人が多い。この場合、リスクをゼロにして、リターンの最大化を図るという発想が出てくる。しかし、実は、これは単なるリターン至上主義にしか過ぎない。この定義によって、「ハイリスク、ハイリターン」といった場合、どういう意味になってしまうのだろうか。

リスクとリターンは正確には、「将来の不確実性がリスク、その不確実さのなかで行動した結果がリターン」なのである。つまり、行動したことにより、良い結果が出ればプラスのリターン、悪い結果が出ればマイナスのリターンとなるのである。